34.中古車の頭金相場を徹底解説|相場・支払い割合・ゼロ円購入の注意点まで

中古車の頭金相場を徹底解説|相場・支払い割合・ゼロ円購入の注意点まで
中古車を購入する際、「どのくらい頭金を用意すればよいのか」「そもそも頭金は必要なのか」といった疑問を抱く方は少なくありません。
頭金の設定は購入後の月々の支払額や総支払額に大きく影響するため、しっかりと理解しておくことが重要です。
この記事では、中古車購入における頭金の相場から支払い方法、メリット・デメリットまで詳しく解説します。
中古車購入における頭金とは?
中古車をローンで購入する際に重要な要素となる「頭金」について、基本的な仕組みから購入時のメリットまで詳しく解説します。
頭金とは、中古車をローンで購入する際に、車両価格の一部を購入時に先払いする金額のことです。
車両価格から頭金を差し引いた残りの金額に対してローンを組むため、頭金を多く支払うことでローン残高を減らし、金利負担や月々の支払いを抑える役割があります。
例えば、150万円の中古車を購入する場合に30万円の頭金を支払えば、残りの120万円に対してローンを組むことになります。
なお、頭金と似た概念として手付金がありますが、手付金は車を購入する意思を示すために支払うお金であり、頭金はローンの借入額を減らすために支払うお金という違いがあります。
中古車購入で頭金を入れることの最大のメリットは、ローンの借入金額が減ることで月々の返済負担を軽減できることです。
また、借入金額が少なくなることで支払う利息の総額も抑えることができます。
金利は借入金額に対してかかるため、頭金によって元本を減らすことで利息負担の軽減につながります。
さらに、頭金を用意できるということは、ある程度の貯蓄能力や計画性があることを示すため、ローン審査においても有利に働く可能性があります。
中古車の頭金相場はいくら?【相場の目安】
中古車購入時の頭金についての相場感と、実際にどの程度の金額を準備すべきかについて解説します。
中古車購入時の頭金相場は、車両本体価格の20~30%程度が一般的とされています。
この割合は新車・中古車を問わず同様で、多くの金融機関やディーラーがこの範囲を目安として推奨しています。
具体的な金額で見ると、車両価格100万円の中古車であれば20万円~30万円、車両価格200万円の中古車であれば40万円~60万円が頭金の目安となります。
総務省統計局の家計調査によると、総務省統計局の家計調査によると、「自動車等購入」の年間平均支出は84,821円となっており、家計における自動車関連支出は増加傾向にあります。 (参照: 総務省統計局「家計調査」、e-Stat 政府統計の総合窓口 「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 年報」)
金融機関によっては頭金の下限額を設定している場合もあり、多くの場合は車両価格の10%程度に設定されています。
中古車を購入する際、自動車ローンを組む場合は頭金を絶対準備しなければならないということはありません。
実際に、頭金ゼロのフルローン(車体価格などの全額をローンでまかなうこと)で中古車を購入することは可能です。
ただし、頭金ゼロでの購入には注意点があります。
まず、借入金額が車両価格と同額になるため、月々の返済額が大きくなることです。
また、頭金なしの場合は審査が厳しくなり、金利面でも不利になる可能性があります。
自動車ローンの審査に通らず、結果として手元のお金で買える「型落ち」の中古車を買ったり、最終的には購入をあきらめたりしているケースもあります。
頭金額を決めるときの3つの判断ポイント
頭金の具体的な金額を決める際に重要な3つの判断基準について解説します。
頭金の金額を決める際の最も重要なポイントは、月々の返済額から逆算することです。
一般的に、車のローン返済額は手取り収入の15~20%以内に抑えることが推奨されています。
例えば、手取り月収が30万円の場合、車のローン返済額は4万5千円~6万円程度が適正範囲となります。
この返済額に基づいて返済期間と金利を設定すれば、自然と借入可能額が算出され、購入したい車の価格から借入可能額を差し引いた金額が必要な頭金の目安となります。
金利が高い場合は、頭金を多めに入れることで借入金額を減らし、利息負担を大幅に軽減することができます。
特に金利が3%を超えるような場合は、可能な限り頭金を増やすことが、経済的なメリットとなります。
返済期間が長くなると総支払額が増える傾向にありますが、頭金を多く入れることで借入金額を減らせば、同じ返済期間でも月々の負担を軽減できます。
頭金の設定では、手持ちの預貯金や生活費とのバランスを慎重に考慮する必要があります。
車の購入は大きな買い物ですが、頭金のために貯蓄をすべて使い切ってしまうのは危険です。
急な病気やケガ、失業などの緊急事態に備えて、最低でも生活費の3~6か月分の緊急資金は残しておくことが重要です。
一般的に、頭金として使用する金額は手持ち資金の50~70%程度に抑えることが推奨されています。
「頭金が多い vs 少ない」どっちが得?
頭金を多く支払う場合と少なく抑える場合、それぞれのメリット・デメリットを比較検討します。
頭金を多く入れることの最大のメリットは、金利負担を大幅に減らせることです。
借入金額が少なくなることで、支払う利息の総額が削減され、月々の返済額も軽減されます。
また、頭金を多く用意できることは、金融機関に対して返済能力の高さをアピールすることにもなり、ローン審査が有利になったり、より良い金利条件を提示される可能性も高まります。
一方で、デメリットとしては手元の資金が大幅に減少することが挙げられます。
急な出費や緊急事態に対応できる現金が不足する可能性があります。
頭金が少ない、またはゼロ円での購入の最大のメリットは、今すぐ車を購入できることです。
また、手元の資金を他の用途(投資や住宅購入の頭金、教育費など)に回すことができるという柔軟性もメリットの一つです。
しかし、最も大きなデメリットは月々の返済負担が重くなることです。
過半数が「月々の支払いがきつい」と回答という調査結果もあり、無理な返済計画は避ける必要があります。
さらに、金利面でも不利になる傾向があり、結果として総支払額が大幅に増加することになります。
頭金に使える資金とその注意点
頭金として活用できる資金源と、それぞれを使用する際に気をつけるべきポイントについて解説します。
貯金の一部を頭金として使用する場合は、全財産に対する適切な割合を考慮することが重要です。
具体的には、貯金が300万円ある場合、頭金として使用するのは150万円~210万円程度が適正範囲となります。
老後資金や子どもの教育費など、将来の特定の目的のために積み立てている資金を頭金に充てることは避けるべきです。
ボーナスを頭金として活用する場合は、その不確実性を十分に考慮する必要があります。
ボーナスは企業の業績や経済状況によって変動するため、ボーナス全額を頭金に充てることは避け、一部のみを活用することが賢明です。
また、ボーナスの支給時期と車の購入時期が合わない場合もあるため、ボーナス以外の資金源も確保しておくことが重要です。
中古車のローンを組む際の基礎知識
中古車購入時に利用できるローンの種類と特徴、そして頭金との関係について基本的な知識を解説します。
中古車購入時に利用できるローンには、主に銀行系ローン、ディーラーローン、信販会社ローンの3種類があります。
銀行系ローンは金利が低い反面、審査が厳しく、頭金の有無が審査結果に大きく影響することがあります。
ディーラーローンは手続きが簡単で審査も比較的通りやすいですが、金利が高めに設定されることが多いです。
信販会社ローンは銀行系とディーラーローンの中間的な特徴を持ちます。
頭金なしでカーローンに申し込むことも可能ですが、頭金を入れる場合と比べて審査は厳しくなります。
金融機関によっては、頭金ゼロでのローンには0.5~1.0%程度高い金利が適用されるケースもあるため、条件をよく確認することが大切です。
また、月々の返済額が大きくなるため、車の維持費なども含めた総合的な支出を考慮し、家計に無理のない範囲で返済できるかを十分に検討することが必要です。
中古車の頭金に関するよくある質問
中古車の頭金に関してよく寄せられる質問と、その回答をまとめました。
Q1. 中古車の頭金って最低いくらから可能?
中古車の頭金に法的な最低額は設定されていませんが、多くの金融機関では車両価格の10%程度を頭金の最低額として設定しています。
一部の金融機関や販売店では1万円程度の少額からでも頭金として受け付けている場合もあります。
重要なのは、頭金の金額よりも、その金額で審査に通過できるかどうかです。
Q2. 頭金は現金じゃないとダメ?
近年ではクレジットカードを使った方法に対応しているお店もありますが、すべての販売店が対応しているわけではありません。
クレジットカードで支払う場合は、利用限度額の確認が必要です。
販売店によっては銀行振込を指定している場合もあるため、頭金の支払い方法については契約前に確認することが重要です。
Q3. 頭金よりも月々の支払額を重視すべき?
個人の家計状況や価値観によって異なります。
家計の安定性を重視する場合は月々の支払額を、総支払額の削減を重視する場合は頭金を多めに設定することが推奨されます。
まとめ|無理のない頭金設定で安心のカーライフを
中古車購入時の頭金は、車両価格の20~30%が一般的な相場です。
頭金を適切に設定することで、月々の返済負担を軽減し、総支払額を抑えることが可能になります。
ただし、最も重要なのは自分の家計状況に合わせた無理のない金額にすることです。
緊急時の備えとなる資金は確保しつつ、将来的なライフイベントも考慮した上で適切な金額を決定しましょう。
頭金ゼロでの購入も可能ですが、審査が厳しくなったり、総支払額が増加したりする可能性があることを理解して、複数のパターンでシミュレーションを行うことが大切です。
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