32.新車の納車までの流れを徹底解説|手続き・期間・注意点までまるごとわかる!

新車の納車までの流れを徹底解説|手続き・期間・注意点までまるごとわかる!
新車の購入を決めたものの、実際に納車されるまでにどのような手続きが必要で、どのくらいの期間がかかるのか気になる方も多いでしょう。
新車の納車には複数のステップがあり、準備や手続きが滞ると予想以上に時間がかかってしまうことがあります。
この記事では、新車の納車までの流れを詳しく解説し、スムーズな手続きのポイントから注意点まで包括的にご紹介します。
新車納車までの基本的な流れとは?
新車を購入してから実際に手元に届くまでには、いくつかの段階を経る必要があります。
国土交通省の統計によると、令和4年度末現在の自動車保有台数は約8,240万台となっており、多くの方が新車購入を経験しています。
(参考:国土交通省「数字でみる自動車2024」)
これらの流れを理解しておくことで、スムーズな購入と納車を実現できます。
新車の購入から納車までは、大きく5つのステップに分けることができます。
ステップ1:見積もり・車種・グレードの選定 予算に合わせて車種やグレードを決定します。
ステップ2:オプション・付属品の決定 カーナビやETCなど、必要な装備を選択します。
ステップ3:購入契約と必要書類の準備 正式契約を結び、車庫証明書(※)などの書類を準備します。 ※車庫証明書:車の保管場所があることを証明する書類
ステップ4:登録手続きと車両準備 陸運支局での登録手続きと車両の最終準備を行います。
ステップ5:納車 完成した車をお客様にお渡しします。
各ステップは前の段階が完了してから次に進むため、どこかで遅れが生じると全体のスケジュールに影響を与えます。
特に必要書類の準備は時間がかかることが多いため、早めの対応が重要です。
新車の納車期間は車種や在庫状況によって大きく異なります。
通常の場合:1ヶ月~数か月 車両を製造する必要があるため時間がかかります。
人気車種の場合:半年以上 注文が集中している車種では長期間待つことがあります。
近年では半導体不足や製造業の人手不足などの影響により、納期がさらに長期化する傾向にあります。
各メーカーの公式サイトでも納期の長期化について案内されており、従来よりも時間がかかる状況が続いています。
納車期間にばらつきが生じる理由は以下の通りです。
1.生産状況
新車は基本的に受注生産方式(注文を受けてから製造開始)を採用しており、工場の生産能力や注文の集中度合いによって期間が変動します。
2.オプション装着
メーカーオプション(工場で取り付ける装備)は通常の生産ラインとは別の工程が必要で、その分時間がかかります。
一方、ディーラーオプション(販売店で取り付ける装備)は納車前に取り付けるため、比較的影響は少ないです。
3.輸送時間
完成した車両は工場からディーラーまで輸送する必要があり、距離や輸送手段によって数日から1週間程度かかります。
4.ディーラー手続き
登録手続きや最終点検、オプション取り付けなどの作業にも一定の時間が必要です。
ステップ別に解説!納車までの流れ
新車の納車は複数のステップを経る必要があります。
それぞれのステップで重要なポイントがあるため、順を追って詳しく解説します。
契約から納車まで約1~3ヶ月かかるのが一般的ですが、各ステップを理解することでスムーズな手続きが可能になります。
新車購入の第一歩は、予算の設定と車種・グレードの選定です。
予算設定のポイント
・車両本体価格だけでなく、税金や保険料、維持費も含めて計算
・現金一括払いかローンかによって検討すべき内容が変わる
・無理のない支払い計画を立てることが重要
車種・グレード選択の考慮点
・使用目的(通勤、レジャー、家族利用など)
・家族構成(乗車人数、荷物の量など)
・駐車場の制約(サイズ、高さ制限など)
ディーラーでは詳細な見積もりを作成してもらえるため、複数のグレードを比較検討することをおすすめします。
オプション選択は納期に大きく影響するため、慎重に検討する必要があります。
主なオプション装備
・カーナビゲーションシステム
・ETC車載器
・フロアマット
・ドライブレコーダー
・安全装備、快適装備
また、メーカーとディーラーではオプションに違いがあります。
車種とオプションが決定したら、正式な購入契約を結びます。
■購入契約時に用意するもの
普通車の場合
・印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
・実印
・身分証明書(運転免許証、パスポートなど)
・住民票(住所変更をしている場合)
軽自動車の場合
・認印
・身分証明書(運転免許証、パスポート)
・住民票(発行から3ヶ月以内)
購入契約後車種・対象地域によっては車庫証明の申請が必要となります。
車庫証明書の取得には警察署での手続きが必要で、申請から交付まで数日程度かかります。
地域によっては交付まで1週間程度かかるため、余裕を持った手続きが必要です。
■ローン契約や支払い方法も確認しておこう
ローンを利用する場合は、金利や返済条件を十分に比較検討することが重要です。
選択肢
・ディーラーローン
・銀行のマイカーローン
・信用金庫のマイカーローン
ローン審査には時間がかかることがあるため、仮審査を早めに申し込んでおくと安心です。
契約が完了し必要書類が揃うと、ディーラーが陸運支局での登録手続きを行います。
登録手続きの流れ
1.陸運支局での新車登録申請
2.車台番号の確認
3.完成検査終了証の提出
4.車検証とナンバープレートの交付
この段階で正式に車の所有者となり、ナンバープレートが交付されます。
納車当日は重要な確認事項が多いため、時間に余裕を持って対応することが大切です。
自宅納車と店舗納車の違いとメリット・デメリット
納車方法には自宅納車と店舗納車の2つの選択肢があります。
それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルや優先したいポイントに応じて適切な方法を選択しましょう。
メリット
・店舗まで行く必要がなく手間が少ない
・忙しい方や小さなお子様がいる家庭に便利
デメリット
・店舗納車に比べて納期が少し遅くなる可能性
・輸送費用が別途かかる
メリット
・専門スタッフによる丁寧な車両説明を受けられる
・車両状態の最終確認をじっくりと行える ・輸送費用がかからない
デメリット
・店舗まで足を運ぶ時間と労力が必要
・営業時間内に取りに行く必要がある
納車遅れの原因と対策
近年は様々な要因により納期の長期化が問題となっており、事前の対策がより重要になっています。
半導体不足 現代の自動車には多数の電子部品が搭載されており、半導体の供給不足により生産計画に大幅な遅れが生じています。
自然災害 地震や台風などの災害により工場の操業停止や部品供給の中断が発生することがあります。
オプションの在庫切れ 人気の高いオプション装備やカラーは在庫が不足しがちで、調達に時間がかかることがあります。
契約前の納期確認は極めて重要です。
単に「何ヶ月後」という概算ではなく、可能な限り具体的な時期を確認しましょう。
ディーラーとの密な連絡も重要なポイントです。
定期的に進捗状況を確認し、遅延の可能性がある場合は早めに情報を共有してもらうよう依頼しましょう。
代車の確認
現在の車の車検切れに備える準備が重要です。
多くのディーラーでは代車サービスを提供していますが、繁忙期には台数に限りがあるため、早めの相談が必要です。
任意保険の調整
納車日が確定した段階で保険会社に連絡し、補償開始日を調整する必要があります。
納車が遅れた場合は再度調整が必要になるため、保険会社との連絡体制を整えておくことが重要です。
納車時に確認すべきポイントと注意点
納車当日は新車を受け取る重要な日です。
後で問題が発覚しても対応が困難になる場合があるため、この段階での確認は非常に重要です。
外装の確認では、ボディ全体を丁寧にチェックしましょう。
メーカーからディーラーへの運搬の途中でキズがついてしまっている可能性もあります。
内装では、シートの汚れや破れ、ダッシュボードの傷、各部品の取り付け状態などを確認します。
注文したオプション装備が正しく取り付けられているかを必ず確認しましょう。
カーナビゲーションシステムの動作確認では、GPSの受信状況や画面の表示、音声案内などを実際に操作して確認します。
納車時に受け取る書類は将来にわたって重要な役割を果たすため、内容を必ず確認しましょう。
車検証では氏名や住所、車台番号などの記載内容に誤りがないかをチェックします。
任意保険の加入は納車前に完了させておくことが必要です。
自賠責保険だけでは対人賠償に限定されており、対物賠償や車両保険などの重要な補償が含まれていません。
任意保険の手続きには車台番号などの車両情報が必要になるため、納車日が確定した段階で保険会社に連絡して手続きを進めましょう。
ただし、保険会社によっては仮の情報でも仮契約が可能な場合があります。
納車後にやるべきことチェックリスト
納車が完了した後も、快適で安全なカーライフを送るためにいくつかの手続きや準備が必要です。
ETCカードの利用を開始するには、ETC車載器の初期設定が必要な場合があります。
任意保険では車両入替手続きが必要になります。
新しい車の車台番号や登録番号を保険会社に連絡し、補償内容の見直しも併せて検討しましょう。
新車には初回点検(1ヶ月点検)が設定されており、この点検は無料で受けられることが一般的です。
定期点検のスケジュールも確認しておきましょう。
新車の慣らし運転は、エンジンや各部品の初期なじみを促進するために重要です。
最初の1000キロメートル程度は急加速や高回転、急ブレーキを避け、穏やかな運転を心がけましょう。
新車の納車に関するよくある質問
Q1. 納車は土日でも対応してもらえる?
多くのディーラーでは土日の納車にも対応していますが、店舗によって対応状況が異なるため事前の確認が必要です。
Q2. 車庫証明は誰が取得するの?
車庫証明書の取得は、多くのディーラーでは代行サービスを提供していますが購入者本人が行うこともで費用を抑えることができます。
Q3. ディーラーオプションは後からでも追加できる?
ディーラーオプションの多くは納車後でも追加取り付けが可能です。
ただし、後付けの場合は工賃が別途必要になることが多く、新車購入時に同時取り付けするより高額になる可能性があります。
Q4. キャンセルした場合の対応やペナルティは?
新車購入契約のキャンセルは、契約内容や進行状況によって対応が異なります。
契約直後でまだ車両発注前の場合は、比較的スムーズにキャンセルできることが多いですが、既に車両が発注されている場合はキャンセル料が発生する可能性があります。
中古車との納車の違いを明確に理解しよう
新車と中古車では納車までの流れや期間に大きな違いがあります。
納車期間の比較
新車の場合: ・在庫なし:1~3ヶ月
・人気車種:半年以上
中古車の場合: ・一般的:1~2週間
・新たに車検を取得する場合:3~4週間
・大幅な整備が必要:3週間以上
手続きの違い
新車は受注生産が基本のため、注文を受けてから製造を開始します。
中古車は既に完成している車両を購入するため、在庫車の納車前点検と車両登録が完了次第納車できます。
まとめ|スムーズな新車購入のために知っておきたいこと
新車の納車は複数のステップを経る複雑なプロセスですが、事前に流れを理解し適切な準備を行うことで、スムーズな手続きが可能になります。
特に必要書類の早期準備と、ディーラーとの密な連絡が成功の鍵となります。
重要なポイントのまとめ
1.事前準備の重要性:印鑑証明書などの必要書類は、契約前から準備を始めましょう
2.納期の理解 :現在は半導体不足などの影響で、従来よりも納期が長くなっています
3.連絡体制の確立: ディーラーとの定期的な連絡で進捗状況を把握しましょう
4.納車方法の選択 :自宅納車と店舗納車のメリット・デメリットを理解して選択しましょう
5.任意保険の準備 :納車前に必ず任意保険の手続きを完了させておきましょう
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