60.中古車名義変更費用の全て|自分で行う場合と業者依頼の費用も解説

中古車名義変更費用の全て|自分で行う場合と業者依頼の費用も解説
中古車を購入した際に必ず発生する名義変更手続きについて、「実際にどのくらい費用がかかるのか」気になる方も多いのではないでしょうか。
名義変更の費用は手続き方法によって大きく異なり、自分で行う場合と販売店に依頼する場合では数万円の差が生じることもあります。
本記事では、中古車の名義変更にかかる費用について、具体的な金額や手続き方法をわかりやすく解説します。
中古車名義変更にかかる基本費用
中古車の名義変更費用は、誰が手続きを行うかによって変わります。
自分で手続きを行う場合、一般的に約3,000円~6,000円程度で済みます。
一方、販売店や行政書士に依頼すると15,000円~60,000円程度かかることが多いです。
以下で、それぞれの費用内訳を詳しく見ていきましょう。
自分で名義変更手続きを行う場合、正式には「移転登録」という手続きで、主に以下の費用がかかります。
・印紙代(登録手数料):500円(全国共通)
・申請用紙代:約100円程度(自治体により異なる)
・ナンバープレート代:新しい番号が必要な場合に約2,000円程度
・車庫証明書(自動車保管場所証明書)の取得費用:申請時に約2,000円~2,800円程度、受け取り時に約500円程度(地域差あり)
・印鑑証明書の発行費用:約300円(発行から3ヶ月以内のものが必要)
合計で、約3,000円~6,000円程度が目安となります。
販売店や行政書士に名義変更を依頼すると、以下の費用が加算されます。
・代行手数料
行政書士の場合:約15,000円~25,000円程度
販売店の場合:約25,000円~60,000円程度
・実費(印紙代やナンバープレート代など):約5,000円程度
・車庫証明取得代行手数料:約10,000円~20,000円程度(依頼時)
すべてを依頼すると、合計で15,000円~60,000円程度が一般的な相場となります。
普通車と軽自動車の費用差
車種によって手続き場所や必要書類が異なるため、名義変更費用にも違いがあります。
軽自動車は手続きが簡略化されており、費用も比較的安く抑えられます。
普通車は運輸支局で手続きを行います。
かかる主な費用は以下の通りです。
・登録手数料(印紙代):500円
・申請用紙代:約100円程度(自治体による)
・ナンバープレート代:1,400円~2,000円程度(必要な場合)
・車庫証明取得費用:申請時約2,000円~2,800円、受け取り時約500円(地域差あり)
・印鑑証明書発行費用:約300円(発行から3ヶ月以内のものが必要)
これらを合計すると、約3,000円~6,000円程度となります。
軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行い、普通車より簡略化されています。
・申請用紙代:自治体により異なる
・住民票取得費用:約200円程度
・ナンバープレート代:2,000~2,500円程度(必要な場合)
・車庫証明書:不要な地域も多いですが、必要な場合は約500円程度(地域差あり)
・印鑑証明書は不要で認印での手続きが可能
総額は約300円~3,000円程度で済みます。
県外購入時の追加費用
県外で中古車を購入すると、通常の名義変更費用に加えて「遠方登録手数料」などの追加費用が発生することがあります。
遠方での登録には販売店によって手数料が設定されており、数千円~35,000程度が相場です。
特に長距離移動や特殊な手続きが必要な場合、5万円を超えることもあるため、事前に見積もりを確認することが重要です。
・販売店スタッフの交通費・宿泊費
・現地での手続きにかかる人件費
・行政書士への依頼料など
これらが含まれる場合が多く、移動距離や作業内容によって変動します。
自分で手続きを行えば遠方登録費用を節約できる場合もありますが、販売店から自分での手続きを断られるケースも少なくありません。
手続きミスや書類紛失のリスクを避けるためです。
自分で手続きを希望する場合は、新所有者の住所地を管轄する運輸支局で行う必要があり、事前に販売店へ確認をとることをおすすめします。
車庫証明取得費用の詳細
車庫証明(正式名称:自動車保管場所証明書)は、車を保管する場所が適切であることを証明するために警察署で取得します。
・申請手数料:地域により約2,000円~2,800円程度
・受け取り時の標章交付手数料:約500円程度
・交付までの期間は多くの地域で申請から約1週間以内
標章は車の後面ガラスなどに貼付し、保管場所届出済みの証明となります。
・代行手数料:約10,000円~20,000円程度
・実費(警察署での申請手数料等)別途必要
・合計で約13,000円~23,000円程度が相場
業者に依頼すると平日に休暇を取らずに済み、忙しい方には便利です。
名義変更費用を抑える方法
中古車の名義変更費用をできるだけ安く抑えたい場合、いくつかの効果的な方法があります。
最も大きな節約効果が期待できるのは、可能な手続きを自分で行うことです。
また、複数の業者で見積もりを比較することも重要なポイントとなります。
最も費用を節約できるのは、自分で可能な手続きを行うことです。
運輸支局や軽自動車検査協会のスタッフが案内してくれることも多く、初心者でも対応可能です。
車庫証明も自分で取得すれば、1万円以上の代行手数料を節約できます。
販売店に依頼する場合は、複数の店舗で代行手数料を比較することが重要です。
特に車庫証明の代行手数料は店舗によって差が大きいため、よく比較検討しましょう。
また、購入時に名義変更費用込みで交渉すると、トータル費用を抑えやすくなります。
よくあるトラブルと追加費用
法律で車の引き渡しを受けた日から15日以内に名義変更を完了する義務があります。
計画的に準備しないと、余計な費用や手間が発生することもあるため注意しましょう。
・印鑑証明書の期限切れ(3ヶ月以内)
・住所変更の未届け
・印鑑の相違など
これらがあると再手続きが必要になり、時間や費用が追加でかかります。
印鑑証明書の再取得費用は約300円ですが、平日に役所へ出向く手間も考慮してください。
ローン残債がある車の場合、所有権が金融機関にあるため、完済または名義変更の承諾が必要です。
この調整に1~2週間ほどかかることもあり、金融機関によっては「所有権解除手数料」などの手数料が発生します。
購入前に販売店や金融機関へ確認しましょう。
中古車の名義変更費用に関するよくある質問
Q1. 車の名義変更にかかる費用はいくらですか?
自分で手続きする場合は登録手数料やナンバープレート代などを合わせて約3,000円~6,000円程度です。
販売店や行政書士に依頼すると、代行手数料が加わり15,000円~60,000円ほどになることもあります。
Q2. 車庫証明の取得費用はどれくらいですか?
地域によりますが、申請手数料は約2,000円~2,800円程度、標章交付手数料は約500円程度かかります。
行政書士に依頼すると別途1〜2万円の代行手数料が発生します。
Q3. 遠方登録費用の相場は?
販売店に県外登録を依頼すると、距離や作業内容によって1万円〜3.5万円前後が一般的です。
ただし、長距離や特殊手続きが必要な場合は5万円以上になることもあります。
まとめ|名義変更にかかる費用の基礎知識
中古車の名義変更費用は手続き方法によって大きく異なります。
自分で全ての手続きを行う場合は約3,000円~6,000円程度、販売店に全て依頼する場合は約15,000円~60,000円程度が相場となります。(県外登録や車庫証明代行を含む場合はこれを超えるケースもあります)。
費用を抑えたい場合は可能な限り自分で手続きを行い、時間的余裕がない場合は販売店への依頼を検討しましょう。
県外購入時の遠方登録費用や車庫証明の代行手数料など、追加で発生する費用についても事前に確認することが大切です。
また、書類不備による再手続きを避けるため、必要書類の準備は余裕を持って行うことをお勧めします。
中古車購入時は車両価格だけでなく、名義変更費用も含めた総額で検討することが賢明な判断につながります。
カーニバルで安心の中古車購入サポート
埼玉県内で4店舗を展開する「カーニバル」では、創業27年、累計30,000台以上の販売実績を持つ地域密着のカーショップとして、中古車購入時の名義変更手続きを含む全面的なサポートを提供しています。
「どのメーカーのどんなクルマを買うのか」「新車で買うのか中古車を買うのか」「一括で支払うのかローンを組むのか」を、私たちはクルマを購入するに至るまでの様々な選択肢をお客様目線で一緒に考えていく会社です。
そのため、名義変更費用についても透明性のある説明と適正価格でのサービス提供を心がけています。
名義変更手続きの代行はもちろん、車庫証明書の取得代行も含めて、お客様のご都合に合わせた柔軟な対応が可能です。
平日に時間が取れないお客様には全ての手続きを代行し、費用を抑えたいお客様には必要書類の準備方法を詳しくご説明いたします。
久喜インター店、岩槻店、上尾店、春日部店の各店舗で、経験豊富なスタッフがお客様一人ひとりのニーズに合わせたサポートを提供いたします。

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