66.中古車保険料の完全ガイド|相場から節約術まで専門家が解説

コラム

中古車保険料の完全ガイド|相場から節約術まで専門家が解説

 

中古車を購入する際、多くの方が気になるのが保険料の問題です。

新車と比較して中古車の保険料はどのくらいかかるのか、車両保険は必要なのか、そして保険料を抑える方法はあるのかといった疑問を抱えている方も多いでしょう。

本記事では、中古車の保険料相場から具体的な節約方法まで詳しく解説いたします。

 

 

中古車の保険料相場はいくら?

 

中古車の保険料は、年齢や等級、車種によって大きく変わります。

日本損害保険協会によると、任意保険単体の加入率(例:対人・対物賠償)は約75%前後で、共済を含めると80%以上となっており、多くのドライバーが任意保険に加入していることがわかります。

(※参照:日本損害保険協会「自動車保険 都道府県別加入率」

 

 

一般的な保険料の年間相場

 

自動車保険の年間保険料は、ドライバーの年齢や等級、車種によって大きく異なります。

一般的な相場としては、20代前半の若年層では年間10万円前後になるケースが多い一方、30代以降で等級が上がっていくにつれ、年間4万円〜6万円程度に収まる人が多くなります。

最高等級である20等級に達すると、年間3万円台に抑えられるケースも少なくありません。

損害保険料率算出機構の資料でも、等級や年齢による割引・割増の差が大きく、特に初めて加入する際の6等級と、長期無事故の20等級とでは、保険料に数万円規模の差が生じることが示されています。

参照:損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率」

 

保険料を左右する主な要因

 

最も影響が大きいのは運転者の年齢です。

一般的に若年層ほど事故率が高いとされており、年齢が上がるにつれて保険料は下がる傾向にありますが、近年高齢者による事故も多く、高齢層になると保険料が高くなる傾向にあります。

次に重要なのが等級制度です。

等級とは、保険の利用歴に応じて決まる割引制度のことで、1等級から20等級までの20段階に区分されています。

初めて自動車保険に加入する場合、基本的には6等級からスタートし(11等級以上お持ちの同居の親族がいれば7S等級スタートになります。)、保険を使わずに更新を続けることで等級が上がり、大幅な割引を受けることができます。

事故の有無など条件により異なりますが、6等級でおおよそ13%20等級で最大63%の割引が目安となります。

 

 

中古車に車両保険は必要?

 

車両保険とは、自分の車が事故や災害で損害を受けた際に修理費用や買替費用を補償する保険です。

中古車の場合、車両保険を付けるべきかどうかは慎重な判断が必要となります。

 

車両保険を付けるべきケース

 

中古車をローンで購入している場合は、車両保険の加入を強く推奨します。

事故により全損や高額な修理が必要になった際、ローンの返済と修理費用が重複して発生する可能性があるためです。

運転に自信がない初心者ドライバーや、長期間運転から離れていたペーパードライバーの方も車両保険を検討すべきです。

事故のリスクが高い状況では、車両保険による経済的な安心感は大きな価値があります。

修理費用を準備できない場合も車両保険が重要です。

中古車であっても修理費用は数十万円単位になることが多く、自己負担が困難な場合は車両保険への加入をお勧めします。

自然災害のリスクが高い地域にお住まいの方も車両保険が重要です。

台風や豪雨による浸水などの自然災害は車両保険でカバーできます。

 

車両保険が不要なケース

 

十分な貯蓄があり、修理費用や再購入費用を自己負担できる場合は車両保険の必要性は低くなります。

低年式の中古車を購入し、乗り潰すことを前提としている場合も車両保険の優先度は下がります。

車両保険は車両の時価額をベースに保険金額が設定されるため、古い車では十分な保険金が期待できない可能性があります。

格安の中古車の場合、壊れたら修理するよりも買い替えたほうが安い場合もあります。

このような場合も、車両保険に加入する必要性は低いといえるでしょう。

 

 

保険料を安くする方法

 

中古車の保険料を抑える方法は複数存在します。

適切な方法を組み合わせることで、大幅な保険料削減が期待できます。

 

ダイレクト型保険の活用

 

保険料を抑える最も効果的な方法の一つが、ダイレクト型(ネット通販型)保険の利用です。

代理店型と比較して、ダイレクト型は店舗運営費や人件費が削減できるため、同じような補償内容でも保険料が安く設定されています。

ただし、補償内容によっては代理店型より制限がある場合もあるので、しっかり確認が必要です。

ダイレクト型保険では、インターネット割引や証券不発行割引など、さまざまな割引制度も充実しています。

 

運転者条件の最適化

 

運転者の年齢条件や範囲を適切に設定することで、保険料を大幅に削減できます。

家族構成やライフスタイルの変化に応じて、運転者を本人限定や夫婦限定にすることで保険料を抑えることができます。

年齢条件についても定期的な見直しが重要です。

子供が独立した場合や、家族の年齢が上がった場合は、年齢条件を見直すことで保険料削減につながります。

 

車両保険の工夫

 

車両保険を付ける場合でも、保険料を抑える方法があります。

エコノミー型車両保険を選択することで、一般型と比較して保険料を大幅に削減できます。

エコノミー型とは、補償範囲を限定した車両保険のことで、自転車との衝突や単独事故などは補償対象外となりますが、その分保険料が安くなります。

免責金額の設定も効果的です。

免責金額とは、事故の際に自己負担する金額のことで、例えば1回目の事故で5万円、2回目以降で10万円といった免責金額を設定することで、月々の保険料負担を軽減できます。

 

 

中古車購入時の保険加入タイミング

 

任意保険への加入は、中古車の納車前に完了させることを強く推奨します。

納車当日から保険の補償を受けるためには、事前の手続きが必要です。

納車後に保険に加入した場合、保険会社によっては補償開始まで数日から数週間のタイムラグが生じる可能性があります。

この期間は自賠責保険のみの状態となります。

自賠責保険は、国土交通省の資料によると傷害120万円、死亡3,000万円、後遺障害は75万円~4,000万円(症状に応じて)の補償となっており、高額な損害賠償には対応できません。

参照:国土交通省「限度額と補償内容」

中古車が手元にない状況でも、車検証に記載されている車両情報があれば保険加入は可能です。

保険の補償開始日を納車日に設定することで、無駄な保険料の支払いを避けることができます。

現在の車から乗り換える場合は、「車両入替」の手続きを行うことで、既存の保険の等級を引き継ぐことができます。

 

 

保険会社選びのポイント

 

中古車の保険選びでは、保険料だけでなく総合的なサービス内容を比較することが重要です。

24時間365日の事故受付体制や、現場での初期対応サービスの有無を確認しましょう。

また、バッテリー上がりやパンクなど、日常的なトラブルに対応するロードサービスの内容も比較ポイントです。

保険料を最も効率的に抑えるためには、複数の保険会社から見積もりを取得し、比較検討することが不可欠です。

インターネットの一括見積もりサービスを利用することで、効率的に比較できます。

 

 

中古車の保険料に関するよくある質問

 

Q1. 中古車でも車両保険は必ず加入すべき?

車両保険は必ず加入する必要はありません。

ローンで中古車を購入する場合や、事故や自然災害による損害に備えたい場合は加入が推奨されます。

一方で、低年式の車や十分な貯蓄がある場合は、加入の優先度が低くなることもあります。

 

Q2. 中古車の保険料は新車と比べて高い?

車両保険を付けない場合、保険料に大きな差はありません。

年齢や等級、運転者条件によって保険料が決まるため、これらを見直すことで保険料を抑えることができます。

ただし、車両保険を付ける場合は、新車のほうが保険料が高くなる傾向があります。

 

Q3. 中古車購入時の保険加入はいつ行うのがよい?

任意保険への加入は、納車前に済ませることが望ましいです。

納車日から補償が開始できるように設定することで、無駄な期間の保険料支払いを避けられます。

また、既存の保険の等級を引き継ぐ場合は「車両入替」の手続きが必要です。

 

 

まとめ|中古車保険選びの賢い方法

 

中古車の保険料は、車両の状態や年式、運転者の条件によって大きく変動します。

調査によると、自動車保険の年間保険料で最も多いのは3万円~4万円未満の価格帯で、6万円未満で支払っているドライバーが全体の4割以上を占めています。

車両保険については、ローンの有無や自然災害のリスク、運転技術への自信などを総合的に判断して決定することが重要です。

また、ダイレクト型保険の活用や運転者条件の最適化により、保険料を効率的に抑えることができます。

中古車購入時は納車前の保険加入を心がけ、複数の保険会社から見積もりを取得して比較検討することで、最適な保険選択が可能となります。

 

 

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