76.中古車の走行距離改ざんを見抜く方法を対処法|悪質業者から身を守ろう!
中古車の走行距離改ざんを見抜く方法と対処法|悪質業者から身を守ろう!
中古車を購入する際、最も気になる要素の一つが走行距離です。
悪質な業者による走行距離の改ざんが過去に横行していたため、現在でも多くの購入者が不安を抱えています。
本記事では、中古車の走行距離改ざんの実態から見分け方、対処法まで詳しく解説いたします。
中古車の走行距離改ざんとは何か
走行距離の改ざんとは、メーター(オドメーター)に表示される数値を不正に操作し、実際よりも短く見せかける行為です。
この問題は中古車市場において深刻な課題となっていましたが、現在では技術の進歩と制度の改正により大幅に困難になっています。
走行距離の改ざんが行われる主な理由は、中古車は走行距離が短いほど高値で取引されるためです。
同じ年式の車両でも、走行距離によって査定額に大きな差が生じることがあります。
近年、自動車業界全体で走行距離改ざん対策が大幅に強化されています。
最も重要な変化は、平成29年1月以降の継続検査から、車検証に直近2回分の走行距離が記録されるようになりました。
これにより、過去の車検時の走行距離履歴が明確に記録されるようになり、不正な巻き戻しを発見しやすくなりました。
また、現代の車両には電子制御システムが搭載されており、走行距離データが複数の電子部品に記録されています。
これらのシステムを完全に改ざんすることは技術的に非常に困難になっています。
業界団体による走行メーター管理システムも整備されており、オークション市場に出品された車両の走行距離データが蓄積され、照合可能な体制が構築されています。
走行距離改ざんを見分ける4つの方法
中古車の購入前に改ざんを見抜くには、複数の確認方法を組み合わせることが重要です。
以下の4つの方法を順番に実施することで、改ざん車を購入するリスクを大幅に減らすことができます。

車検証は走行距離改ざんを見抜く最も重要な資料です。
平成29年1月以降に発行された車検証には、前回車検時の走行距離と前々回車検時の走行距離が併記されています。
正常な車両であれば、時系列順に走行距離が増加しているはずです。
もし前回の車検時の走行距離が前々回よりも少なくなっている場合、明らかに不正な操作が行われた可能性が高いと判断できます。
車検証を確認する際は、車検の実施時期と走行距離の増加ペースにも注目しましょう。
国土交通省の過去の統計では、自家用車の年間平均走行距離は約10,575kmとされています。
ただし近年の調査では、実際の平均は約6,000~7,000km程度に減少している傾向が見られます。
整備記録簿や車両に貼られたメンテナンスステッカーは、走行距離の正確性を判断する重要な手がかりとなります。
エンジンオイル交換時に貼られるステッカーには、交換時の走行距離と日付が記載されており、これらの情報と現在のメーター表示を比較することで不正を発見できる場合があります。
特に注目すべきは、タイミングベルト(エンジン内部の部品を正確に動かすためのベルト)の交換履歴です。
タイミングベルトは一般的に走行距離10万キロまたは使用年数10年を目安に交換が推奨されており、交換時には専用のステッカーがエンジンルーム内に貼られます。
このステッカーに記載された走行距離が現在のメーター表示よりも多い場合、改ざんの可能性が非常に高いと判断できます。
より確実な確認を希望する場合は、走行メーター管理システムを利用した専門調査が効果的です。
このシステムは、オークション市場に出品された車両の走行距離データを蓄積しており、同一車両の過去の走行距離履歴を照合できます。
調査は全国の日本自動車査定協会支所で受け付けており、手数料として1,500円が必要ですが、非常に高い精度で改ざんの有無を判定できます。
走行距離に対して車両の状態が不自然な場合は、改ざんの可能性を疑う必要があります。
ハンドルやシフトレバー、ペダルなどの操作部分は使用頻度に応じて摩耗が進行するため、表示走行距離に対して過度な摩耗が見られる場合は注意が必要です。
エンジンルーム内の部品の状態も参考になります。
これらの状態が表示走行距離と明らかに合わない場合は、詳細な調査を行うことをおすすめします。
改ざん車を購入してしまった場合の対処法
万が一、購入後に走行距離の改ざんが判明した場合は、迅速で適切な対処が重要です。
時間の経過とともに証拠が失われたり、対処が困難になる可能性があるため、早期の行動が求められます。

まず、行うべきは、購入した販売店への連絡です。
改ざんの疑いがある具体的な証拠を整理し、返金や交換を求める交渉を行いましょう。
交渉の際は、すべてのやり取りを記録に残すことが重要です。
販売店との直接交渉で解決しない場合は、消費者生活センター(188番)や自動車公正取引協議会(03-5511-2115)などの専門機関に相談しましょう。
これらの機関は豊富な経験と専門知識を持ち、適切なアドバイスや仲裁を行ってくれます。
専門機関による仲裁でも解決しない場合は、弁護士への相談や法的手続きの検討が必要になります。
消費者契約法では、重要事項について事実と異なる告知があった場合の契約取消権が認められており、走行距離の改ざんはこれに該当する可能性が高いとされています。
中古車購入時の注意点
走行距離の改ざんチェック以外にも、中古車購入時には重要な確認事項があります。

修復歴車や事故車は、走行距離以上に車両の価値と安全性に大きな影響を与えます。
フレーム(車体の骨格)やピラー(屋根を支える柱)などの主要構造部分に損傷があった車両は、修復後も様々なリスクを抱えている可能性があります。
参考:自動車公正取引協議会「走行距離計(メーター)交換歴車・改ざん歴車シール」
車検の残存期間は、購入後の維持費用に直接関わる重要な要素です。
車検切れまでの期間が短い場合は、近い将来に車検費用が発生することを考慮して購入価格を検討しましょう。
車検費用の相場は、軽自動車で約6万円~9万円、普通自動車で約8万円~20万円程度となっています。
また、販売店の保証内容とアフターサービス体制を必ず確認しましょう。
保証の対象範囲や期間、免責事項などを詳細に確認し、書面で残すことが重要です。
走行距離の改ざんに関するよくある質問
Q1. 中古車の走行距離改ざんは今でも多い?
技術の進歩と制度の強化により、現在では走行距離の改ざんは大幅に減少しています。
特に平成29年以降の車検証には走行距離の履歴が記載されるため、不正を見抜きやすくなっています。
ただし、完全になくなったわけではないため、購入時には複数の確認方法を組み合わせることが大切です。
Q2. 自分で簡単に走行距離改ざんを見抜く方法はある?
車検証の走行距離履歴やメンテナンス記録、オイル交換ステッカーなどをチェックするだけでも、不自然な点を発見できることがあります。
また、ハンドルやペダルの摩耗具合と走行距離表示を比べるのも有効です。
Q3. 万が一、改ざん車を購入してしまったらどうすればいい?
まずは販売店に証拠を提示して交渉し、返金や交換を求めましょう。
解決しない場合は消費者生活センターや自動車公正取引協議会に相談できます。
それでも難しい場合は、弁護士に相談して法的手続きを検討する流れになります。
まとめ|安心できる中古車選びのために
中古車の走行距離改ざんは、技術の進歩と制度の強化により大幅に減少しています。
しかし、購入者自身が適切な知識を持って慎重な確認を行うことが重要です。
最も重要なのは、複数の確認方法を組み合わせて総合的に判断することです。
車検証の履歴確認、メンテナンス記録の精査、必要に応じた専門機関での調査を行い、少しでも疑問がある場合は購入を控える勇気も必要です。
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