77.中古車の個人売買は本当にお得?知っておくべき金額面の注意点と賢い選択
中古車の個人売買は本当にお得?知っておくべき金額面の注意点と賢い選択肢
中古車の個人売買を検討する際、「本当に安く買えるのか」「売却時の金額は適正なのか」といった疑問を抱く方が多いでしょう。
個人売買には確かに金額面でのメリットがある一方で、見落としがちなコストやリスクも存在します。
本記事では、中古車個人売買における金額面の注意点を中心に、失敗しないための知識をお伝えします。
中古車個人売買の金額的メリットとデメリット
個人売買の最大の魅力は、業者を通さないことで中間マージンを省けることです。
しかし、表面的な金額だけでは見えない隠れたコストも存在します。
売却者と購入者双方が損をしないためには、メリットとデメリットを正しく理解することが重要です。

中古車個人売買では、買取業者や販売店の利益が省かれるため、売却者はより高く売れ、購入者はより安く買える可能性があります。
中古車販売店では、買取価格に利益を上乗せして販売するため、同じ車両でも個人売買の方が価格交渉の余地が大きくなります。
売却者と購入者が直接交渉できるため、車両の状態や装備品について詳細な情報交換が可能です。
個人売買には表面的な売買価格以外にも様々なコストが発生します。
名義変更手続きでは、埼玉県内の場合は、印鑑証明書の取得費用として200〜300円、車庫証明書取得費用として2,100円、移転登録手数料として500円が必要です。(車種や地域によって取得費用が前後します。)
ナンバープレート変更が必要な場合は、一連式で普通車が1,980円、軽自動車が2,100円の費用がかかります。
個人売買で発生する税金と諸費用
中古車の個人売買では、複数の税金や手数料が発生します。
これらの費用を事前に把握しておかないと、予算オーバーやトラブルの原因となります。
どちらが費用を負担するかについて事前に取り決めておくことが重要です。

中古車購入時には以下の税金が発生します。
自動車税は車両の排気量によって決まり、普通車では25,000円~となります。
購入月以降の分を月割り計算で負担するのが一般的です。
軽自動車は月割計算がないため購入時自動車税はかかりません。
自動車重量税は車検ごとに支払う税金で、車種や重量、経過年数、環境性能によって異なります。
例として、軽自動車で6,600円、普通車で8,200円〜程度が一般的です。
環境性能割は車両の取得価格と環境性能に応じて0%から3%が課税されます。
取得価格が50万円以下の場合は非課税です。
※参考: 国土交通省「自動車関係税制について(エコカー減税、グリーン化特例等)
個人が生活用として使用していた中古車を売却する場合、一般的には所得税の課税対象にはなりません。
ただし、購入価格を上回る金額で売却した場合や、継続的に売買を行っている場合は課税対象となる可能性があります。
自動車税については、年度途中での売却の場合、未経過分を購入者に請求するのが一般的です。
個人売買でよくある金銭トラブルとその対策
個人売買では、代金の未払いや想定外の修理費用など、様々な金銭トラブルが発生する可能性があります。
事前の対策が重要です。

個人売買における最も深刻なトラブルの一つが代金の未払いです。
現金での取引では車両引き渡しと同時決済を原則とし、銀行振込では入金確認後の引き渡しを徹底しましょう。
分割払いはトラブルのリスクが高いため、原則として一括払いに限定することをお勧めします。
車両引き渡し後の故障や不具合による修理費用の負担も、頻繁に発生するトラブルです。
売却者は事前に車両の状態を正確に開示し、購入者は引き渡し前の点検を徹底することが重要です。
可能であれば整備工場での診断を受けることをお勧めします。
リスクを最小限に抑える契約書の作成
個人売買では契約書の作成が任意ですが、金銭トラブルを防ぐためには必ず作成することをお勧めします。
契約書には以下の項目を必ず記載しましょう。
当事者の情報として、売却者と購入者の氏名、住所、連絡先を記載します。
車両情報として、車種、年式、車体番号、走行距離を明記します。
金額に関する事項として、車両本体価格、自動車税按分額、リサイクル料金の取り扱い、名義変更費用の負担者を明確にします。
支払い方法については、現金の場合は受領書の作成、振込の場合は振込手数料の負担者と入金期限を明確にします。
万が一金銭トラブルが発生した場合の解決手順についても、契約書に明記しておきましょう。
当事者間での話し合い、第三者機関(国民生活センターなど)への相談、法的手続きという段階的なアプローチを定めておきます。
より安全で確実な中古車選びの選択肢
個人売買のリスクを理解した上で、より安全で確実な中古車選びの方法について考えてみましょう。

個人売買のリスクを考慮すると、信頼できる中古車販売店での購入も有力な選択肢となります。
優良な販売店では、車両の詳細な整備記録の開示、明確な保証内容の提示、アフターサービスの充実などが期待できます。
価格面では個人売買に劣るものの、購入後の安心感や法的保護を考慮すると、トータルでのメリットは大きいといえます。
個人売買が適している場合は、車に関する知識が豊富で、手続きを自分で行うことに抵抗がない方です。
販売店購入が適している場合は、安心感を重視し、購入後のサポートを求める方、手続きの手間を省きたい方です。
中古車の個人売買に関するよくある質問
Q1. 中古車を個人売買で購入した場合、販売店で買うよりどのくらい安くなる?
車種や状態によりますが、中間マージンがない分、数万円〜十数万円程度安く購入できるケースがあります。
ただし、名義変更費用や税金、修理リスクなどを考慮すると、必ずしも販売店よりお得とは限りません。
Q2. 個人売買で必要になる主な諸費用にはどんなものがある?
埼玉県内の手続きの場合、名義変更手数料(500円)、印鑑証明(300円)、車庫証明(約2,500円)、ナンバー変更(1,980円〜2,100円)などがあります。
さらに、自動車税の月割り負担やリサイクル料金などもかかります。
Q3. 個人売買で代金未払いや修理トラブルが起きた場合、どうすればいい?
まずは契約書に基づいて当事者間で話し合い、それでも解決しない場合は国民生活センターや弁護士など第三者に相談するのが一般的です。
契約書を事前に作成しておくことで、トラブル時の対応がスムーズになります。
まとめ|中古車個人売買は安心を優先しよう
中古車の個人売買は金額面でのメリットがある一方で、隠れたコストやリスクも存在します。
税金や手数料などの諸費用、代金未払いや想定外の修理費用などのトラブルリスク、複雑な手続きなど、様々な課題があることを理解しておく必要があります。
重要なのは、ご自身の知識レベルや時間的余裕、リスク許容度に応じて最適な方法を選択することです。
不安がある場合は、実績のある中古車販売店での購入を検討し、プロのサポートを受けながら安心してカーライフを始めることをお勧めします。
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